版権物はライセンサーの協力が非常に大事
皆さんは好きなコンテンツの台を打ったとき、こんな事を思った事はないだろうか?
えーなぜこのシーン使わないの?
なぜ3DCGにしたの?アニメでいいのに…
え、このシーンではこんな事起きてないでしょ
etc…
と、言いたい事はたくさんあると思います。
作っていた側から言うと皆さんと同じ気持ちがあります。
何故なら大抵の場合、作っている開発者は元々ファンもしくはファンになった人達だからです。
考えてみてください。
開発期間は大体2年間。その間ずっとそのコンテンツの事を考え、遊技機を作っているんです。
好きじゃなきゃやってられないです。
じゃあなんで分かっていないようなものが出来上がるんだよって疑問が出てきます。
それは、規則、風適法などの縛り、警察絡みの法律の規制もありますが一番大きいのはライセンサーの協力がどれだけ得られるかです。
これはライセンサーの窓口がどれだけ遊技機の事を理解できているかにかかっています。
コンテンツは一つの表現なのでライセンサーは改変を非常に嫌います。それは当たり前だと思います。
改変によってイメージが崩されてはたまりません。
なので普通は改変を認めないもしくは少ししか認めません。
でも遊技機独自の流れに対して必要なものがあります。
この背景やシーンでは登場しないキャラクタがでてくる。
このシーンは成功するものしかないが失敗が必要。
関係ないシーンのカットインがいる。
さらに新規要素も欲しがります。
書き下ろし、新規楽曲等。
遊技機独自で必要なものが認められなかった場合、その中でやらなくてはいけなくなるので、
演出として途中で止めてブラックアウトさせたり、
失敗したんだろうなぁと思わせるイメージを出したりします。
何かが割れる、壊れるなんかはよく使われますね。
また映像クオリティで評価が高い物は結構大変です。
大抵は新規作画はできません。
アニメ制作会社のクオリティチェックが厳しいのでその会社が作ってくれる場合は大丈夫ですが、それ以外はNGです。
妥協点として提示されるのが3DCG。
これならアニメ制作会社は関わっていない事がわかるし、別物として許可が取りやすいからです。
ライセンサーが協力してくれる物は新規作画も演出も自由度が上がります。これは窓口の方が遊技機の事を理解していて、ライセンサーの人達に交渉してくれているからです。
そういう機械は打っていても楽しいものが多いですね。